高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、頭痛、貧血、甲状腺機能異常、気管支喘息、アレルギー疾患(花粉症、じんま疹)、胃炎、胃腸炎、下痢症、便秘症、不眠症

食事、運動、飲酒・喫煙やストレスなどの生活習慣が関与し、発症・進行する疾患の総称です。
日本人の死因の上位を占める心疾患、脳血管疾患は生活習慣病に含まれます。
他に生活習慣病は高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などがありますが、共通していえることはいずれも初期には自覚症状がないということです。
だからといって、そのまま放置をしていると生活習慣病がきっかけで重大な合併症が引き起こされることがあります。

現在、日本に1,330万人（成人の8人に1人の割合）の患者がいて、新たな国民病ともいわれている慢性腎臓病（CKD）。腎機能が衰え、末期の状態になると透析治療が必要になる怖い病気です。生命を維持するために大切な働きをしている腎臓ですが、高血圧症や脂質異常症、ストレス、喫煙、飲酒、そして糖尿病などが原因となって慢性的に腎臓の障害が続くと慢性腎臓病となります。現在は、高血圧症と糖尿病が原因となっている慢性腎臓病の患者さんが増えている傾向にあります。
慢性腎臓病の怖いところは、初期の段階では自覚症状がなく、気づきにくいことです。
だるさ、むくみ、息切れなどの症状を自覚するようになったら、すでに慢性腎臓病が進行している可能性があります。
自覚症状のない初期の慢性腎臓病の段階では、食事療法が中心（高血圧症、糖尿病がある患者さんは血圧や血糖の管理も大事）になります。塩分制限をはじめ、蛋白尿が多い場合は蛋白質の摂取制限が必要になることがあります。慢性腎臓病は一度悪くなると年単位でじわじわと腎機能障害が進んでいくので、治療としてはその進行するスピードを少しでも緩やかにすることが目的となります。
慢性腎臓病は自覚症状が現れにくいのがやっかいですが、早く治療を始めるほど進行を緩やかにできる病気でもあります。定期的な健康診断を受け、腎臓の数値や尿の異常が指摘された場合はそのまま放っておかずに、専門医の受診をされてください。

慢性腎臓病、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、腎硬化症、慢性糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、腎盂腎炎、膀胱炎

健康診断には労働安全衛生法による会社に義務付けられている定期健康診断、個人が健康状態の評価のために行う健康診断や一般にメタボ健診といわれている特定健診があります。健康診断は生活習慣病をはじめ、病気そのものを予防することを目的に行われています。健康診断は病気を確定するものではなく、ふるいわけの検査です。検査結果で二次検査が必要と指摘されたら、そのまま放っておかずにきちんと受診をしましょう。
当院では一般健診、特定健診を行っています。

当院ではインフルエンザ、肺炎球菌、コロナ、帯状疱疹の予防接種を行っております。
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